海に行けなくても自宅でも出来る!サーフィン上達トレーニング
こんにちは、もちこです。
毎日暑いですが、暑い時こそやりたくなるスポーツといえば、ウォータースポーツですよね!
水に入っていると気持ちいいし、暑いのも忘れて夢中になってしまうといったことも多いかと思います。
ウォータースポーツも様々な種類がありますが、今回私が注目したのは、2020年東京オリンピックの公式種目に追加された【サーフィン】です。
しかしサーフィンは海でしかすることが出来ず、自宅から海までが遠いとなかなか行って練習することが出来なかったり、やり始めたものの思うように上達しなかったりといった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、様々な方が実践している、【自宅で出来るサーフィンの上達トレーニング】をご紹介したいと思います!
サーフィンの上達に必要なこと
サーフィンをする上で最も基礎的なのが、パドリングと呼ばれるサーフボートの上に腹ばいに乗り、沖へ向かい手で漕ぐということです。
向かってくる波に対し、沖へ向かいパドリングするのには結構な腕の力が必要となります。
そのため、手で漕いでいくときに使う筋肉である、肩回りや背中周りの筋トレは必須です。
まずパドリングの際、腕を前に出すための三角筋や僧帽筋(そうぼうきん)、伸ばした腕を手前に引き寄せるときに使う上腕三頭筋や大胸筋を鍛えなければいけません。
また、背中の筋肉である、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)は推進力をサポートしたり、姿勢を維持したりするために必要になります。
背中だけでなく大殿筋というお尻の筋肉も鍛える必要があります。
そしてライディングしたときに必要なのが足腰の筋肉です。
太ももの筋肉である大腿筋(だいたいきん)を鍛えなければ、波の圧力に負けて飛ばされてしまいます。
筋トレの次に大切なことは、体でサーフィンを覚えるということです。
サーフィンの基本であるパドリングのポイントは、
・サーフボードの中央に乗る
・両ひざをくっつける
・サーフボードのレール下を漕ぐイメージで手をかく
・お腹全体をサーフボードにくっつけて、胸を反る
などがあります。
実際にこれを自宅で床に置いたサーフボードに寝そべり練習してみても、なんとなくしっくりこないような気がします。
それは、「波の上でしか分からない感覚」、海上でサーフボードに腹ばいになったときに「グラグラ揺れる不安定な感覚」がないからです。
自宅の床の上ではサーフボートに安定感があり、いざ海上で練習したとおりにやってみても、同じようにうまくは出来ないでしょう。
またパドリングの次に、テイクオフして立ち上がり、ライディングすることが出来たとしても、波はいつも同じではなく、その中で臨機応変にバランスを取らないと、あっという間にバランスを崩して落ちてしまうでしょう。
つまりサーフィンの上達には、いかに海上のような「不安定な状態でバランスを取るか」がポイントなのです。
自宅でバランス感覚をトレーニングするには
確かにサーフィン上達のための筋トレは自宅でも出来ますし、逆に自宅で筋トレした効果が実際に海に行ったときに発揮されるといっても過言ではないでしょう。
しかしバランス感覚に関しては、なかなか海上と同じような状況を自宅でつくるのは難しいと言えます。
では、自宅でどうすればバランス感覚をトレーニング出来るのでしょうか。
それは不安定な感覚を作り出すこと、そしてその中でバランスを取ることがポイントです。
その状況を作り出し、トレーニング出来ると言われているのが【バランスボード】です。
グラグラとした不安定な状態でバランスを取る練習に良いと、多くのサーファーも使用しているようです。
バランスボードでのトレーニングは、バランスを取り、体勢を維持するために必要な体幹の筋肉を鍛えることが出来ます。
つまりバランスボードでのトレーニングは、バランス力を養いながら、さらに体幹のトレーニングも出来るということです!
それによりボディバランスを整えることで、グラッとしたときにとっさにバランスを取り体勢を立て直すといった反射神経や、バランスを取り落ちないようにするということで集中力も高まります。
同じくサーフィンの練習に良いと言われているスケートボードもありますが、こちらは場所や音などの問題もあり、なかなか練習が難しかったりします。
しかし、バランスボードは自宅で出来ることや、乗ってトレーニングしていても音が出るわけではないので、マンション住まいの方も気軽にトレーニングすることが出来ます。
バランスボードも形や価格に様々なものがありますが、バランスボード初心者の方は円形のバランスボードがオススメです。
慣れてきて、より難しいバランスボードにチャレンジしたい方は、円形のものよりも難易度の高いスケートボードのような細長い形のものへステップアップしてみましょう!
【サーフィン】というスポーツ
「サーフィンってレジャーじゃなくて、スポーツなの?」と思った方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその一人です。
サーフィンの歴史はとても古く、ハワイやタヒチに住んでいた古代ポリネシア人が西暦400年ごろにはサーフィンの原型のようなものを始めていたということが分かっています。
近代サーフィンが発祥したのは、20世紀初頭と言われています。
「近代サーフィンの父」と呼ばれて有名なデューク・カハナモク氏は、元々水泳のオリンピック選手でした。
彼は、キリスト教宣教師によって迫害されていたサーフィンの復活に貢献し、現在ワイキキには銅像が建てられ、観光スポットにもなっています。
日本にサーフィンが広まったのは第二次世界大戦後に日本に駐留した米兵が、ビーチでサーフィンをしたのがキッカケともいわれており、1965年には愛好者により日本サーフィン連盟が発足し競技スポーツとして発展していきました。
そして2020年の東京オリンピックでは公式種目として新しく追加されることになり、サーフィンは、よりスポーツとして広まっていき、競技人口も増えていくことでしょう。
終わりに…
自然が作り出す波はひとつとして同じものはありません。
サーフィンの魅力は、時には強く、時には穏やかなその波と向き合うこと、波の上をサーフボードに乗り「大自然と一体化する」という風に言う方もいらっしゃいます。
今回は、サーフィンとはどういったスポーツなのか、サーフィンの上達に必要なトレーニング、サーフィンのトレーニング方法としてバランスボードをご紹介しました。
サーフィンの上達には、海に行って練習出来ることが一番ですが、仕事や自宅から海の距離などでなかなか行けない方も、行けない期間に少しでも自宅で出来るトレーニングがあれば、「行きたくても行けないもどかしさ」も減るのではないでしょうか。
また、トレーニング後にその効果を海で確かめるのも楽しみになりそうですね!
特に暖かい時期は海に行く機会も多いでしょうが、寒い時期は行く機会も減ることもあるでしょう。
そんな時にもバランス感覚を忘れないために、日常的にバランス感覚を研ぎ澄ますことはプラスになるはずです。