こんにちは、もちこです。
【ストレス社会】と言われている現代ですが、ストレスから腰痛になることがあるってご存知でしたか？
腰痛のイメージは、やはり姿勢や筋力低下、肥満などで腰に負担をかけること、または骨の歪みによる神経の圧迫などが思い当たりますよね。

しかし、なんの心当たりもなく急に腰痛になることがあり、その原因の一つとして【心因性腰痛】と一般的に言われているものがあります。

・日々育児に追われ、なかなか自分の時間が持てない…
・毎日育児と家事の繰り返しで日々特に変化がなく、面白いことがない…
・仕事を淡々とこなし、毎日の生活に変化がなく、ただ日々を過ごしているだけ…
・仕事場の対人関係がうまくいっていなく常に緊張している…
・やるべきことに追われて心に余裕を持てない…
「あ～あるある、それ」と思った方、腰痛の原因はそこにあるかもしれません。

今日は、その心因性腰痛かどうかのセルフチェックを行い、腰痛体操や、簡単に出来るストレス解消法をご紹介したいと思います。

【心因性腰痛】とは？

心因性腰痛とは、心の問題によって腰が痛くなる状態を言います。

「心と腰痛なんて関係ないのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、現代の医学では、腰痛の原因の背後に心の問題が関わっていることが分かってきました。
どんな病気でもそうですが、画像検査や骨の異常を調べても原因がわからないといった場合は心の問題が関係しているケースが多いようです。

原因不明の症状が3か月以上も続く慢性的な痛みを感じる場合、心因性の腰痛という可能性がありますが、ストレスは個人により様々なので、医学的にも原因の特定が難しいと言えます。
また、体が非常に疲れている、不眠、不快、運動不足など肉体的な理由のある場合も、通常より痛みを感じる場合があります。

簡単！心因性腰痛のセルフチェック

こちらは、ABCテレビの【たけしの家庭の医学】でも紹介された、コミコミクリニックアーカイブからの引用です。
A,B,Cの中からここ1か月間の自分の当てはまる状態を選び、合計点数を計算してください。
点数により、あなたの腰痛が心因性腰痛である可能性をチェックします。

みんなの家庭の医学　コミコミクリニック　アーカイブより抜粋
https://www.asahi.co.jp/hospital/archive/kaisyo/youtsu/shinin/monshin.html

いかがでしたか？
15点以上になった場合は、腰痛にストレスが影響している可能性が高く、生活環境や社会環境を見直す必要があります。
また、痛みが酷い場合は心理療法やカウンセリングといったことも必要になってきます。

合計が15点以下の方もストレスを感じることで痛みが起きている可能性が0なわけではありませんので、当てはまる事項があった方は、ストレスを溜めないように注意することや、ストレスの原因を取り除くことが必要です。

痛み緩和に腰痛体操！リラックスして気分を癒して

腰の痛みの症状を和らげるために、簡単に出来る腰痛体操をご紹介します。
どちらの運動も、硬い床の上でせずに、マットレスや布団の上などで体を痛めないようにしてください。
また腰痛体操をして、痛みを感じた場合は無理をせず途中で中止してください。

腰捻り体操
①仰向けに横になり膝を立てます。
②上体の向きを変えずに腰から下だけを右に捻り10秒数えます。同じく左側も行います。
これを左右1回ずつ、3セットしてみましょう。

膝抱え体操
①膝を抱え込み、ゆっくりと胸に近づけていきます。腰のあたりが伸びている心地の良い感じの状態で10秒キープし、元に戻します。
これも同じく3セット行います。

こちらの体操を私が実際にやってみた感じ、どちらの体操も、なんとなく腰のあたりがグーッと伸びている気になりました。
上記に記述した時間は、個人的にちょうど良いなと思った秒数です。
また、入浴後や就寝前の【夜】行うことで効果が更にアップするそうなので、夜出来る方は是非お試しください。

痛みが続く場合は、腰痛体操は毎日続けることでより効果を感じることが出来るようなので、目安は1か月、続けてやってみましょう。

また、痛みを和らげる体操の他にも、痛みの原因であるストレスを解消することが重要です。

ストレス解消のコツは、
・自分がリラックス出来る趣味の時間を楽しむ。
・ストレッチや軽い運動をする。
・シャワーだけでなく湯船につかり体を温め、入浴する。
・睡眠を十分にとる。
・よく笑う機会を増やす。
などがあります。

夜泣きがあったりで夜はなかなか思うように寝れない、育児に追われている方にオススメなのは、趣味の時間を楽しむことや、よく笑う機会を増やすことです。
子供が寝静まってからの短時間でも、自分がリラックス出来る音楽を聴いたり、好きな漫画を読んだり、またママ友などと育児に関することを愚痴ったり、あるあるエピソードや他愛もない話を電話で話したり、LINEしたりするだけでも心がホッとします。

また仕事が忙しく、日中バタバタしてゆっくりする時間がない方は、帰宅したらゆっくりお風呂に入ったり、早寝を心掛けることで体の疲れも癒されます。
逆に休みの日は疲れているからといってダラダラするのではなく、思い切って外出してアクティブに行動してみたり、たくさん体を動かすことでストレスもスッキリするのではないでしょうか？

ちなみに私は、なんか最近ストレスが溜まっているな～と思うときには、頑張っている自分へご褒美として、おやつに大好きなお菓子を食べて気分転換したりします。（ストレスでのドカ食いはNGです。あくまでご褒美です。）
夕方～夜お風呂に入る際には、意識して長めに湯船に浸かるようにしています。
体が温まり、リラックスすることで、「よし！寝るまでもうひと踏ん張り！」と気合を入れ直し、自分の気持ちをリセット出来るように感じます。
また、休みの日はいつもより30分でも1時間でも多く睡眠を取ることで、「今日はいつもより寝た！」という気分になり、嬉しく思います。

このように、自分の中で少しの幸せを感じたり、体がホッとすることをしてあげることで、ストレスは溜めすぎないように出来ます。

ストレスは何をしていても溜まるものです。
頑張って難しいことをするのではなく、こういった自分の気持ちがリラックス出来ることを普段の生活に取り入れてみましょう。

終わりに…

ストレスが原因で腰痛が起こり、症状が酷い場合は、整形外科での薬物療法や、心理療法・カウンセリングなどの心療内科や精神科での治療を行うべき場合もあります。
しかし痛くなり始めた初期状態だと、症状が酷くなる前に、ストレスを溜めずに都度解消するという少しの行動で自分をケアすることが出来ますね！

ストレスは万病の元です。
腰だけでなく、他にも体に悪い症状が出てくるかもしれません。
忙しい中でも、自分を労わり、ストレスを溜めすぎないことで防げる腰痛もあるのです。
セルフチェックで心当たりのある方は是非、自分の心をケアしてみてください！
嘘のように痛みがなくなるかもしれませんよ。