食欲を抑えるポイントは脳だった!食欲をコントロールして、ダイエット中の食べ過ぎを防止しよう!
こんにちは。
ダイエットを一度でもしたことがある方は、ダイエット中に「ダイエットしないといけないのはわかっている、でも無性に食べたくて仕方ない!」といった症状になったことがあると思います。
我慢しないといけないと思うと余計に食べたくなってしまうんですよね…。
頑張って運動していても、食欲に勝てず食べ過ぎてしまうと、その時はとても幸せな気持ちになります。
しかし後から後悔が押し寄せ、今まで頑張った努力も空しくなります。
そこで今日は、食欲のメカニズムを知って、食欲を抑えるポイントをご紹介したいと思います。
食欲とは…
食欲とは、生きていくうえで必要な体からの欲求なので、これがなくなることはまずあり得ません。
その食欲には、【感覚的食欲】と【生理的食欲】の二つがあります。
まず【感覚的食欲】ですが、テレビを見ていてグルメ番組や、料理対決などを見ていると、なんだかお腹が空いてきますよね。
他にも、レストランで隣の人が食べているデザートなんか見てしまうと、お腹がいっぱいでも「美味しそう、食べたい!」と思ってしまうことはありませんか?いわゆる、別腹ですね。
つまり体にエネルギーが十分あるのにも関わらず、見たり、匂いを嗅いだり五官が受け取った情報でお腹が空くということです。
次に【生理的食欲】ですが、人はお腹が空くと血糖値が下がります。
血糖値とは、血液中のブドウ糖濃度のことで、このブドウ糖は体のあらゆる機能のエネルギー源となります。
生きていくために必要なエネルギーを得るために、脳が《食べろ》と命令を出すのです。
では逆に、どうすればお腹がいっぱいだと脳が感じるのでしょうか?
この二つの食欲をコントロールしているのは、視床下部(ししょうかぶ)と呼ばれる部分にある、お腹がいっぱいだと感じる【満腹中枢(まんぷくちゅうすう)】と、お腹が空いたと感じる【摂食中枢(せっしょくちゅうすう)】の二つなのです。
だから、満腹中枢を働かせて、摂食中枢を働かせないようにする、これが食べ過ぎを防ぐポイントなのです。
脳をコントロールして食べ過ぎを防ごう!
簡単に言えば、ダイエット中に食べたくて仕方なくなる原因は、脳だったのです。
だから、脳をコントロールすることにより、食べ過ぎは防げます。
では、自分で出来る簡単な満腹中枢の働かせ方をご紹介します。
◎よく噛み、ゆっくり食べる
これは良く耳にしますね!
満腹中枢は、血糖値の上昇に伴って刺激されます。
炭水化物がブドウ糖に変わり血糖値が上昇するまでには、だいたい食事開始から20分くらいと言われています。
よって早食いをしてしまうと、体としては満腹なのにお腹がいっぱいと感じず、食べ過ぎてしまうということになります。
お腹がいっぱいになりすぎて苦しいということがあるのは、このためだったんですね。
また噛むことにより、満腹中枢が刺激されますので、最低でも30分くらいはかけて、よく噛み、ゆっくり食べることが重要です。
◎食事の前に運動をする
運動をすることで、体内にはアドレナリンと呼ばれる自律神経を刺激するホルモンが分泌され、一時的に血糖値が上がります。
血糖値が上がっていると空腹を感じないので、自然に食べる量を抑えることが出来ます。
◎五官を刺激しない
最初に述べたように、お腹が空いていなくて、ついつい食べたくなるのを防ぐには、出来る限りの五官への刺激を避けることです。
見えるところに食べ物をおかない、なるべく飲食店のそばを通らないなど、自分から食べ物を遠ざけることが効果的です。
最後に…
ダイエット中だからと言って食べる量を減らせばいいというわけではなく、規則正しく、食べ過ぎないということが大切なのです。
間食をなくし、食べたくなる欲求を抑えることで、体にちょうど良い量を食べることが出来、食べ過ぎないよう意識しながら食事することで、食べたいけど食べることが出来ないというストレスからも解放され、食事も楽しくなります。
ストレスを感じてしまうとダイエットはなかなか継続出来ないものなので、自分で簡単に出来ることからやってみてはいかがでしょうか?
ダイエットをしていてもなかなか効果が現れなかった方は、もしかしたら【隠れ食べ過ぎ】だったのかもしれませんよ。