腰痛を感じて整骨院に行ってきました!歪みを矯正して痛みを解消しよう!
こんにちは、もちこです。
以前から腰痛に悩まされることがあったのですが、慢性的なものではなかったので、痛みがないときは特にこれといって何の対処もしていませんでした。
しかし最近、腰痛を感じたので人生で初の整骨院に行ってきました!
私の場合、腰痛も慢性的なものでもないし、たいしたことではないだろうと思っていたのですが、以前から整骨院での施術に興味があったのと、【腰】と言っても腰のどの部分が痛むかにより原因は様々なので、自己診断より、やはりプロの整体師の方に診断してもらう方が良いのではないかと思い、行ってみました。
私の場合、腰痛が2種類あり、①背中下部、腰の部分が痛い場合と、②腰骨よりも下の部分の背骨に対して両サイドが痛い場合があります。
そこで、整体師の方に自分の体の状態をいろいろ教えてもらったのですが、私の腰痛の原因は①に関しては、背中や腰の部分の筋肉が緊張して固まっている状態のようで、②に関しては骨盤の歪みから来ている可能性があるようです。
①の症状は、骨盤の歪みから姿勢を保つために腰が反る、【反り腰】と呼ばれる状態からくる痛みのようでした。
②の痛みは骨盤からくる腰痛だそうで、骨盤の歪み自体を矯正したほうが良いとの診断を受けました。
今回は整骨院での骨盤の矯正を体験レポートとして、体の改善の経過をご紹介したいと思います!
そもそも【骨盤】って何?
まず、【骨盤】とは何なのでしょう。
良く聞く言葉ですが、しっかりと答えることが出来る方は少ないのではないでしょうか。
【骨盤】とはひとつの骨ではなく、腰の部分を作っている骨格になり、仙骨(せんこつ)・尾骨(びこつ)と左右の寛骨(かんこつ)という3つの骨から成っています。
また寛骨は、腸骨(ちょうこつ)・恥骨(ちこつ)・坐骨(ざこつ)という3種類の骨をまとめた呼び方になります。
骨盤の周りは筋肉と靭帯の力で支えられています。
よって、もともと骨盤は不安定で歪みやすい骨と言え、女性は出産などで骨盤周りの筋肉が緩むこともありますので、男性よりも歪みやすいとも言えるようです。
骨盤は、脚を組んだり、同じ方向を向いて寝てばかりいたり、猫背になったりなど日常の癖でどんどん歪んでしまいます。
地べたに座らず椅子の生活が多いので、椅子に浅く腰掛け、背もたれにもたれた状態で座っていたり、脚を組んで座っていたりする方も多いですよね。
またパソコンや、スマホを使わない日がないと言っても過言ではない現代、じっと画面を見ていると、いつの間にか猫背になっていたりと、多くの人が知らず知らずのうちに姿勢が悪化している状態と言えるでしょう。
背骨は、骨盤が歪んでいる状態でもなんとか上体が倒れないようにバランスを取ろうとします。
このバランスを取るために、変なところに力が入ってしまったりすることで筋肉に過度の負担が掛かり、背骨の土台である腰に痛みが出てくるようです。
実際に施術してもらいました!
初回ということで、まずは整体師の方にいろいろなチェックをしてもらいました。
施術するベッドに座り、上体を左右に捻ってみました。
すると、右はすんなり回るのに、左は回る角度が右に比べて回せていない状態でした。
また、膝の裏がベッドの側面に着くよう、深く腰掛けて左右の脚(太ももから膝)の長さをくらべてみたところ、自然に座っているのに左の膝の方が前に少し余分に出ていました。
これらのことから、私は骨盤が右に捻った状態になっていることが判明したのです。
次にうつ伏せになり、背骨に沿って筋肉の状態をチェックしてもらいました。
やはり体が歪んでいることで、左側の筋肉のほうが固まっていると言われました。
しかし左側だけでなく、右側も日ごろの運動不足などで全体的に筋肉が固まっている状態と言われてしまいました…。
仰向けに寝て脚のチェックや、横向きに寝て腕の上がり具合、また仰向けに寝て首の状態などをチェックしてもらいました。
また、骨盤が歪んだ状態を庇うために、腰が反っているとも言われました。
左右だけでなく、前後にも影響があるんですね…。
さて、診断を受けたうえで、骨盤だけではなくその状態に対処する全身の施術をしてもらいました。
「イタ気持ちいい」くらいがちょうど良いと言われたのですが、多少痛くても止めるほどの痛さではなかったので、黙々と施術を受けました。
自分自身では、まったく変わった感がなかったのですが、最初にチェックしたことを施術後にやってみると、「あら不思議!」と、とても驚きました!
しっかりと左右対称になっていたのです。
上体を左右に捻る動作ですが、左右同じように回るようになりました。
左脚が長かった状態も同じ長さに。
実際に施術を受けた感想は、「え~!こんな1回で効果出るの!?」といった感じでしょうか。
それくらいアッという間に自分の体が変化していてとても驚きでした!
骨盤の矯正は1日にして成るものではないようで、一度の施術で今現在は左右同じ状態になっていてもやはり癖が付いているので、しばらくすると少なからず悪い状態に戻ってきてしまうことがあるようで、翌日また来てくださいと言われました。
そして、2日目、同じ時間に整骨院へ行ってきました。
1日目同様、体の動作のチェックをしました。
昨日、施術後には上体を左右に捻る動きが同じくらいになっていました。
この動きに関しては、明らかな差というのは感じられず、「骨盤もなかなか順調に正常に戻っているのでは?」思ったのですが、左右の脚の長さは、昨日よりはマシとはいえ、やはり左側が長い状態でした。
1日で戻るものなんですね…。
(施術前の実際の写真。左が少し長い状態)
整体師の方に話を聞くと、骨盤の状態を正常に戻すためには平均3か月はかかるようです。
効果的なのは週に3回、3か月かけて正常な状態にしていくとのことでした。
この治療に関しては、保険がきかないので、そこそこの料金が発生します。
もちろん、整骨院では保険がきく治療もありますので、興味のある方は一度問い合わせてみるのも良いかもしれません。
このような感じで、とりあえず1ヶ月骨盤の矯正をしてみようと思います。
後日、成果の体験レポートも出来れば書いてみようと思っています!
歪みを矯正しても、また歪む可能性はある
さて、せっかくお金をかけて整骨院に通って歪みを矯正しても日常の姿勢が悪かったりすると、また骨盤は歪む可能性があります。
しかし、自身で脚を組まないなど骨盤を歪ませてしまう原因となる癖は気を付けることは出来ても、そう簡単に日常の姿勢を完璧に修正することは難しいですよね。
骨盤を再び歪ませないようにするためには、骨盤の周りにある筋力を上げることがとても重要なようです。
そこで、整体師さんのオススメの筋トレ方法を教えてもらいました。
それは、【フロントクランプ】です。
クランプをして、腰部のインナーマッスルを鍛えてくださいとのことでした。
腰部のインナーマッスルには【大腰筋(だいようきん)】、【腸骨筋(ちょうこつきん)】、人により【小腰筋(しょうようきん)】の3つがあります。
※小腰筋に関しては、現代約50%の人に欠乏しているともいわれている筋肉ですので図では省略しています。
主にこの中の大腰筋はくびれにあたる背骨あたりから大腿骨(だいたいこつ)の内側までつながっている筋肉で、骨盤を安定させる役割があります。
図の通り、背骨から脚までつながっている細長い筋肉です。
腸骨筋とは、図の通り、骨盤最大の骨である腸骨内面から大腿骨を覆うインナーマッスルになります。
骨盤と脚を結んでおり、腰と脚の動きの調整を行う役割があります。
小腰筋は、大腰筋の補助的な役割をしているものになります。
フロントクランプのやり方は、とてもシンプルです。
しかし、きちんとした姿勢でないと、効果どころか腰を痛めてしまう場合もありますので、姿勢に注意しながらやりましょう。
やり方は、うつ伏せの状態から肘を付いて脚を伸ばして地面から体を浮かせます。
姿勢の注意点
・肩と肘は地面に対して直角になるようにする。
・目線は少し斜め前に、顎が上がるくらい前を向いたり、首を下に向けすぎたりしないようにする。
・耳、肩、お尻、膝、かかとが一直線になるようにする。
(ありがちな姿勢、お尻が浮きすぎたり、沈みすぎたりしないように注意!特に沈み過ぎは腰を痛めることになるので気を付けましょう。)
・腹筋を意識して呼吸する。
※肘が痛くなる場合がありますので、出来ればヨガマットやトレーニングマットの上で行うことをお勧めします。
この姿勢を1分キープして、1分休み、1分キープして、1分休み、1分キープする、の合計5分間を1セット毎日1回するので良いそうです。
終わりに…
今回は、体験レポートということで個人的な腰痛の症状の話になってしまいましたが、改めて骨盤というものが体を支えるにあたり重要であることがわかりました!
また、その骨盤が歪むことで、腰だけでなくいろいろな部位に影響があることもわかりました。
せっかくお金をかけて矯正してもらっても、元の状態に戻ってしまっては意味がないですよね。
しかし自分自身が少しずつ姿勢に気を付けたり、歪まないようにインナーマッスルを鍛えることで、戻らないように体を作っていくことは出来ます。
自分で防げる腰痛もあるので、一時的なものではなく、歪みのない体を頑張って作っていきましょう!