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勘違いしてはダメ!腰痛コルセットを巻けば治るわけではないんです!

 2018/03/22 美容と健康
この記事は約 7 分で読めます。 1,276 Views

こんにちは!もちこです。
3月に入り、少しずつ気候も良くなってきましたね!
季節の変わり目は風邪を引いたり、身体がなんとなくダルかったり、体調を崩しやすくなりますよね。
その一つに腰痛が起こることも上げられます。
また普通の腰痛だけでなく季節の変わり目は、ぎっくり腰にもなりやすい時期なんです。

腰痛を感じながら仕事や家事をしていると、腰を庇うことから動作が鈍くなり、いつもよりも時間がかかってしまうなどの影響も出てきます。

最近では、病院に行かなくてもドラッグストアやインターネットで腰をサポートする商品が簡単に手に入ります。
その商品の中に、代表的な【コルセット】と呼ばれるものがあります。
「コルセット着用することで、腰痛を治せるのであれば試してみようかな…」と考えていても、いざ購入するにあたって選び方や使い方がわからない…。

そんなことを悩んでおられる方!
その考え、間違えています!
コルセットは、腰痛を治してくれる道具ではないのです。

そこで今回は、腰痛でコルセットを使ってみようと考えていた方に、コルセットの正しい知識をご紹介します。

コルセットの種類

一般的に【コルセット】と呼ばれているものは、腰に巻くベルト状の【腰痛ベルト】と呼ばれるものを想像する方が多いと思います。
コルセットは、形や素材は様々で整形外科や整骨院などで受診し、自分の体に合わせて処方してもらう専門的なものもあれば、ドラッグストアやインターネットで簡単に購入出来る市販のものもあります。
また妊婦の方や産後の方が着用する【骨盤ベルト】も一般的にコルセットと呼ばれたりしています。

一般的な腰痛ベルト

日常の生活での支障を少なく過ごすために、腰に巻いて腹圧を逃さないようにすることを目的としたベルトです。

幅は、痛みがそれほど強くない場合には細いもの、しっかりと腰を固定したい場合には太いものなど、痛みのレベルによって使い分けることが多いようです。
素材は、メッシュ素材、ゴム素材、綿とポリエステルの混合素材などがあり、夏場は蒸れにくいメッシュ素材を選んだり、逆に冬場は保温性のある綿とポリエステルの混合素材を選んだりと、季節などにより使い分けることが出来ます。
また、形状も腰だけを覆うものや背中から腰を覆うもの、腰と骨盤を覆うものなど、形も様々です。

支柱付きの硬いコルセット

大きな怪我などの治療のためにしっかりと腰部を固定するために、医師の処方により入手することが出来ます。
市販はされていません。

骨盤ベルト

骨盤の開きを矯正するためのベルトで、妊娠や出産による骨盤の開きを締めるものとして産後の女性に多く使用されています。
腰部というよりは腰骨の下あたり(骨盤の位置)に着用します。

コルセットを装着するメリット・デメリット

日常コルセットを着用することで得られるメリットや、デメリットをご紹介します。

◎メリット

・痛みの軽減
やはりコルセットを付ける方の最大の望みは、腰痛を軽減させることではないでしょうか。
コルセットは、腰周りの筋肉の代わりに腰を支えます。
よって痛みのある筋肉や弱い筋肉への負担を減らすことで痛みを軽減する効果があります。

・下腹部の保温
腰痛は冷えからも起こる場合があります。
コルセットで腰を覆うことで下腹部を保温することが出来ます。
コルセット自体が発熱するわけではないですが、一枚巻いているだけでも体温を逃がさない効果があります。

・姿勢の安定

コルセットを巻くことで、骨盤の位置が安定し、姿勢の矯正が出来ます。
変に腰に負担を掛けるような姿勢にならず、正しい姿勢を保つことで体を動かすことが楽になります。

・普段の服が着用出来る

体にフィットし、肌に直接、または肌着の上などに着用出来るので、コルセットを着用していても普段着ている服を上から着ることが出来ます。

・湿布薬などの独特なニオイがしない

痛みの緩和のために湿布薬を貼るとどうしても気になるのが独特なにおい。
好きな人は好きなにおいでしょうが、人と会うときなど、におうと少し恥ずかしく感じたりもする場合がありますよね。
コルセットはにおいを気にせずに、痛みの緩和が出来ます。

◎デメリット

・治癒効果はない
コルセットはあくまで腰痛のせいで動けなくなることを防ぐための道具です。
コルセットを着用することで腰痛の症状の改善はしないのです。

・筋力が低下する
コルセットを着用している状態は、腰周りの筋肉がコルセットにより支えられた状態になっています。
腰痛がない状態で着用し続けると本来の筋力を弱めてしまうことになり、腰周りの筋力が衰えてしまいます。
筋力が衰えると、また腰痛になったり、腰痛が出たときに悪化してしまったりと負の連鎖を招きます。

・着用が難しい
正しい位置に装着しなければ、本来のコルセットを着用する目的である筋力を支える効果が下がってしまいます。
また、炎症がある場合は保温でなく冷やすべき腰痛もあります。
自己判断でコルセットを着用すると、かえって悪化してしまう場合もあるのです。

コルセットはいつ着ける?

ではコルセットはどういったときに着用するのがいいのでしょうか。

腰が痛いときは安静にするのが一番ですが、仕事を休んだり、家事をを休んだりするのはなかなか難しいですよね。
そんなときにコルセットを着用し腰を固定することで、日常生活で無理な動きを制限することや、腹圧を高めて腰への負担を減らすことが出来ます。

また、腰痛が出たり出なかったりする方は、介護職や力仕事をする際に腰痛が出ていないときでも着用すると、ぎっくり腰予防の効果が上がります。
腰に不安のある方は持ち歩いて、必要に応じて着用しましょう。

逆に、腰痛が酷くないのにコルセットを着用し続けることもいけません。
コルセットに依存してしまうと、コルセットがないと不安になり、コルセットがないと動けない体になってしまいます。
なぜコルセットを着用するのか、それは腰痛時に腰周りの筋肉への負担を減らすために、筋肉の代わりとしてコルセットを着用しているのです。
よって痛みもないのに着用し続けると本来の筋肉は使われず、どんどん衰えてしまうのです。

酷い腰痛が落ち着いたらコルセットを外して普段の生活をするほうが、コルセットを巻き続けるよりも回復も早いようです!
出来ることならばコルセットに頼らず、普段の生活をしたいですね!

次に、寝るときにコルセットを着用することはオススメ出来ません。
コルセットは、立った状態で腰の筋肉の負担を軽減するもので、腰の筋肉をほぼ使うことがない就寝時は必要ないのです。

寝ている間も固定してしまうと、リラックス出来なかったり、腰周りの血流が悪くなったりしてしまいますので外しましょう。

しかし、寝ているときにもコルセットを着用すべき場合もあります。
それは、腰の骨を骨折している場合です。
こういった場合は医師から指示があると思いますので、その指示に従いましょう。
コルセットを巻き固定することで、寝返りや起き上がる際に、腰の骨に負担を掛けないように出来ます。

コルセットは着用すべきときを、しっかり理解した上で着用しましょう!

終わりに…

一言で【腰痛】と言っても、様々な要因で腰痛が起こっています。
痺れを感じたり、痛みが酷かったりする場合は、自己判断せずに一度医療機関を受診した上でコルセットの着用をしましょう。

また人間の体には【天然のコルセット】と呼ばれている、【腹横筋(ふくおうきん)】というお腹から腰全体をコルセットのように覆っている筋肉があります。
この筋肉がしっかり働くことで、コルセットを着用しなくても、腰への負担が軽減されると言えるのではないでしょうか。
腹横筋のトレーニング方法についてはこちらデスクワークでの腰痛は座り方に原因が?【腹横筋】という筋肉を鍛えよう!に詳しく書いていますので良ければご覧ください。

腰痛で悩んでいる方は、まずこの腹横筋を鍛えることも重要だと言えますので、腹横筋を鍛えるトレーニングをして、根本から腰痛を起こらないようにしてみましょう!

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